学校を出たら自動的に就職できるという考え方がそもそも幻想なんです。


日本経済新聞 2011年2月7日 領空侵犯
工業デザイナー
奥山 清行氏
「会社に頼り切っている社員ばかりを抱えている会社は、もはや生き残れないと思う。会社からもうらう以上のものを会社に与えるぐらいの覚悟を社員はもつべきです。そうでないと会社は存続できない。会社からもらってばかりだと、社員が会社を”搾取”してしまうことになる。」
「一つ提案があります。会社にどれだけ貢献し、どれだけ対価を受けたかを客観的に判断できるか各自のバランスシートを意識したらどうでしょうか。会社からもらうだけ、つまり、バランスシートが赤字続きだったら会社はつぶれることになる。各自が会社を支えているという自覚が少し芽生えるはずです。」
――「弱者切り捨て」などと批判を受けそうですが。
「学校を出たら自動的に就職できるという考え方がそもそも幻想なんです。会社に貢献出来ない人間は今後は採用されなくなるでしょう。ただ、誰にでも貢献できることは必ずある。それをあいまいにせず、他人に説明できるように各自が分析し、言語化する能力が問われる。努力次第で道は開けます。」