シーケンシャルアクセスとランダムアクセス

シーケンシャルアクセス 【sequential access
http://e-words.jp/w/E382B7E383BCE382B1E383B3E382B7E383A3E383ABE382A2E382AFE382BBE382B9.html
記憶装置にアクセスする手法の一つで、データを先頭から順番に読み込み、あるいは書き込みを行う方法。必要な部分を直接読み書きする手法は「ランダムアクセス」と呼ばれる。必要とするデータがどの部分にあるかに関わらず先頭から読み書きを行っていくため、データにランダムにアクセスした場合、読み書きにかかる平均時間は長い。読み込みたいデータの位置を示す情報(インデックス)がない場合は、シーケンシャルアクセスを行って目的のデータが見つかるまで読み込みを続けるしかデータにたどり着く方法はない。テープストリーマなどの機器は構造上、シーケンシャルアクセスしかできないため、大容量データの定期バックアップなど限られた用途にしか用いられない。

ランダムアクセス 【random access
http://e-words.jp/w/E383A9E383B3E38380E383A0E382A2E382AFE382BBE382B9.html
記憶装置にアクセスする手法の一つで、読み書きしたいデータの場所をインデックスなどの位置情報をもとに割り出し、直接その場所にアクセスする方法。必要な部分だけにアクセスできるため、データにランダムにアクセスした場合、平均所要時間は短くなる。

ランダムアクセスを行うデータは一定長ごとに区切られており、区切られた領域ごとにIDを振って管理されている。そして、IDとデータの内容を対応させた管理領域(インデックス)を用意し、データを読み込むときにまずインデックスを参照して実際にアクセスする領域を決定している。

メモリやハードディスクなど、今日使われているほとんどの記憶装置はランダムアクセスに対応している。ちなみに、データを先頭から順番に読み込み、あるいは書き込みを行う方法は「シーケンシャルアクセス」と呼ばれる。