愛国学園大・甲子園大「定員不足」、東亜大・日本薬科大「収支改善」などで日本高等教育評価機構判断保留

東京新聞(TOKYO Web)
大学の認証評価機関「日本高等教育評価機構」は26日、2009年度実施の評価結果を公表。対象の71校中66校は「認定」としたが、残りの5校は基準の一部を満たしていないとして判断を保留し、3年以内に再評価を申請するよう求めた。
 5校は愛国学園大、甲子園大、東亜大、日本薬科大、ノースアジア大。評価結果によると、愛国学園大と甲子園大は入学定員の充足率が低く、東亜大、日本薬科大には収支の改善を求めた。ノースアジア大は教授数が大学設置基準を満たしていないとした。
 このほか、07年度評価で財務面で問題があるとして判断を保留した長崎国際大への再評価では、改善が見られたとして認定とした。

いつも出てくる大学名は似たり寄ったりですね。
先日速報として記載しました、
愛知学院大「不適合」、城西国際・洗足学園音大・つくば国際「定員割れのため判断保留」と大学基準協会が評価 - TK独り言
の記事の”大学基準協会"の方が厳しい評価を出して、
こちらの日本高等教育評価機構は判断が少し甘いといわれています。
ですので、こちらの加盟校は少し低偏差値・小規模大学が集まっている気がします。
その日本高等教育評価機構から「判断保留」をされてしまうような大学は、更にもましてまずい状況といえるでしょう。

ちなみに、タイムリーにも昨日アップした記事(危ない大学・消える大学 2011候補校を見てみよう<甲子園大学編> - TK独り言)の甲子園大学は、以下のような指摘を受けています。(http://www.jihee.or.jp/kikanbetsu/kikanbetsu_kekka21.html)

しかし、大学の入学定員は大幅の未充足の状態が続いており、入学生確保の方策を早急に制定し、入学定員充足に努めることが必要である。また、教学部門の要望や意見などが十分に大学の運営に反映されていないことや一部重要な規程の制定や運営に不備があることから、理事会の機能性の強化など、早急に改善が必要である。学校法人甲子園学院の監事が他の学校法人の役員を多く兼ねていることは「学校法人の寄附行為及び寄附行為変更の認可に関する審査基準」に抵触している。

http://www.jihee.or.jp/kikanbetsu/2010/20koshien.pdf

入学定員430名
入学者数175名
充足率 40.7%
ですから・・・・

その他各校もまた別の機会にみてみたいと思います。