富士通野副氏社長解任劇「あなたの身分は相談役ということにして生活は保証していく」

富士通元社長野副氏会見と秋草取締役退任 - TK独り言に引き続きまして。
富士通元野副社長が解任された際の録音テープの内容が公開されました。
その一部を抜粋します。

富士通・野副元社長解任劇、録音テープを全文掲載 | 日経 xTECH(クロステック)
もし辞任してもらえるという場合には、対外的には病気ということで発表させていただくし、病名、入院先等はプライバシーを理由に、一切公表しない。実際に入院してもらってもいいし、しばらく東京、日本を離れてもらってもいいのではないかと思っています。マスコミがご自宅にどっと押しかけるというおそれがありますし、それと、先ほど申し上げた「ファンドA」の背後にある反社会的勢力がですね、なんらかの動きをして野副さん自身の身辺に危害を及ぼすことをわれわれはおそれているわけですし、まあそういうわけで不在にしてはどうかというのがわれわれの結論であります。あなたの身分は相談役ということにして生活は保証していくという考えです。特例ではありますが、来年6月までは現在の月額報酬を支給するつもりであります。その後は相談役ということで所定の相談役の報酬を支払います。ただし、「ファンドA」関係者との付き合いはやめてもらうし、富士通に敵対的な行動をとったりしないということを条件にしていただきたい。細かいことはあとで安井さんから聞いてほしいと思うのですが。どうでしょうか。

 もし辞任してもらえないという場合には、残念ながら、この後の取締役会であなたの代表取締役の解職が最初の議題として決議されることになります。そうなればですね、対外的にもあなたの解職を解職理由とともに公表せざるを得なくなるわけでありまして。あなたの名誉も傷つくし、富士通も痛みを受けますので、できればそういうことは避けたいと思うわけです。ご家族やお母様も心配されるでしょうから、ぜひですね、穏便にすませたい。あなた自身は、個人的に信頼する人物があなたの知らないところでたまたま反社会的勢力とつながりがあったということで、悪意はまったくなかったのかもしれませんが、しかしそれは世間には通用しない。それが大企業のトップの立場というものなんだと思います。富士通を思う気持ちが強いと思いますが、そういう愛社精神があるならば、ぜひですね、この場で思いきって辞任してもらいたいし、それが社長としての立場ではないかという風に私は思うのですが、いかがでしょうか。


これでは兵隊である、末端の人間たちの士気は下がるでしょうね。
「相談役として生活は保証します」ですって。
このような形で相談役や顧問となっている人間がいるってことでしょうし。
確かに何もしてないような相談役って世の中たくさんいますよね。