新しい財務次官は勝海舟の曾孫勝栄二郎氏

2010.7.31 日本経済新聞 5面「登場」
財務次官 勝栄二郎氏(60)

政界や官僚の世界で、これほど賛辞や批判が交錯する人物も珍しい。主計局長だった昨年12月、歳出抑制に業を煮やした亀井静香金融担当相(当時)が「勝の首を切れ」と名指ししたほど。財務省内では「傑出した大物」との評がある一方、他省からは目の敵にされることも少なくない。
同省事務次官に30日に就任。消費税問題などの政治で大きな動きがあるたびに「勝が暗躍している」との情報が駆け巡る。「財務省主導」との批判にも「光栄なことです」と笑って受け流す。
主計局畑で農林や公共予算の担当が長い。菅直人首相の信頼も厚いとされる。野田佳彦財務相も「政務三役とよく連携し、省全体のマネジメントができる」と評価する。
本人の思いとは逆に省内には「近寄りがたい存在」「怖くてもの申せない」と敬遠する向きもある。だが、深刻な財源不足で「戦後最も難しい」とささやかれる2011年度予算編成を前に、組織の風通しをよく出来るかも問われる。
年少期をドイツで過ごし、大のサッカーファン。「大蔵省サッカー部」を立ち上げ初代主将に就いた。実弟の茂夫氏は世界銀行で副総裁を務めた。勝海舟の家系につながると言われるが、本人は多くを語らない。(埼玉県出身)

官僚をたたくことを生きがいとしているような人がいます。
夜10時のテレビ朝日のアナウンサー??などは目も当てられません。
官僚主義の行き過ぎは問題ですが、官僚は民衆の敵では決してありません。
必要以上の大衆迎合、特に弱者万歳政策は国力を弱めるだけだと私は思っています。


冒頭の文章を読んでいると非常に面白そうな人だな、魅力的な人物であろうことを想像します。
優秀な人材が居並ぶ官僚の世界で傑出した存在の人とはどんな人物でどんな経歴があるのか。
興味ありますし、自分の上司もこんな人物であったら仕事も面白くなるだろうにと思う今日この頃でした。