太陽光発電と太陽熱発電

日経新聞12/29


太陽熱発電、相次ぎ参入 三菱重工旭硝子など設備開発
 三菱重工業旭硝子など大手企業が太陽エネルギーを鏡で集めて発電する太陽熱発電向けの設備に相次ぎ参入する。太陽熱発電は二酸化炭素(CO2)を発生しない自然エネルギーとして欧米で開発計画が広がっており、タービンや集熱装置など関連設備の世界市場は2015年に最大で1兆円近くに拡大する見通し。日本のメーカー各社は普及が進んでいる太陽光発電風力発電向けと併せて新市場を開拓する。
三菱重工は太陽熱発電所向けの高効率タービンを開発した。排熱を再利用する仕組みを設け発電効率を上げた。大型工場の電力需要をまかなえる出力5万キロワット程度のタービンで、販売価格は十数億円の見込み。太陽熱発電所の建設計画が多いスペインや米国で販売活動を始めた。

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自然エネルギーの活用がサステナブルに必須と言われている。
石油・石炭などの埋蔵量が限られる化石燃料に対し、再生可能エネルギーとも呼ばれる。太陽光発電は盛んだが、太陽熱発電のことは知らなかった。

<太陽熱発電>
太陽光を鏡で集め、セ氏380〜600度程度の高熱で水を沸騰させる。その水蒸気でタービンを回して発電する仕組み。太陽光発電は光が当たると電気が生じる薄い半導体太陽電池)の表面に、太陽光を当てて発電する。太陽熱発電のコストは日照条件が良ければ1キロワット当たり10〜20円と、太陽光発電の半分以下で済む。太陽エネルギーを電気に変換する効率も太陽熱発電は約20%と太陽光発電(15%程度)を上回り、同じ量の太陽光からより多くの電気を作ることができる。ただし、太陽熱発電所は一年を通じて強い日差しと広大な土地が多い地域で有効とされているため、日本ではあまり普及していない。

自然エネルギーの比較>

<所感>
化石燃料の依存は継続性がなく、COPなどでの討議は白熱している。
そして世界は自然エネルギーへ各国の言い分は正しく先進国がこれまで化石燃料を貪って産業革命や植民地を通じて支配してきた世界を唐突に方針転換しみんなでサステナブルと言い出すのは不公平だという途上国の言い分はわかる。
ここでコンセンサスを得ていくのは不可能に近い。
そうはいっても人間が人間の住む地球を自らの手で破壊していく行為を止めなくてはならない。
話は変わるが最近のアニメは面白い。
化石燃料の枯渇危機に端を発した巨大太陽光発電施設の建設により、世界は3分割された。(アメリカ、EU、中国を中心とした3極体制)化石燃料に依存し続ける中東は没落する。共通の外敵を作ることで、3極は統一へと向かい、地球連邦政府を樹立する。
・その地球連邦政府は、地球の宇宙空間での生活をするための居住区をつくり、増えすぎた人口を移民させる。地球は連邦政府高官を中心とした人民が生活し、宇宙は庶民が住む。そして宇宙移民が連邦政府との戦争に突入する。
・世界は自然エネルギー利用を促進するため炭素税を導入し、炭素を排出する国家に対し、重税を課す。その結果、国民に対しても同様に強いる。
世界はどの方向に進むのだろうか。