酪農学園大学→北海道三愛大学 校名変更反対

校名変更に「反対」 酪農大の教授会が決議

酪農学園大江別市)の全学教授会が8日開かれ、新しい大学名案として浮上している「北海道三愛大」に反対することを決議した。名称変更問題に関して、学内からの正式な意思表明は初めて。

 新校名案は、同大を経営する学校法人酪農学園(麻田信二理事長)の理事会が1月末に打ち出し、今月10日の評議員会(理事会の諮問機関)で議論されることになっている。

 校名変更案は、昨年6月、麻田理事長名で文書が配布され検討が始まったが、同大同窓会連合会札幌支部(1万3千人)がすでに反対を決議するなど波紋が広がっている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/214622.html

卒業生などは反対するでしょうね。
酪農学園大学というのはインパクトがあって良いと思います。
しかし一般の学生からは敬遠されてしまうのも事実です。

反対の署名活動を行っているサイトから引用します。
http://www.shomei.tv/project-1329.html

酪農学園 理事長が示している校名変更を行う理由は、以下の通りです。

  1. 一般的な大学名称は、大学名に設置場所が入っているところが殆どで、ごく狭い業界の名称のみを用いているところは殆どない。
  2. 大学の開設時は、酪農学科からスタートしたが、現在では8学科まで充実されており、大学名称と教育内容に開きがある。
  3. 大学が設置された1960年の酪農家戸数は、全国で41万戸(道内6.4万戸)だったが、2008年は17分の1(道内8分の1)の2.4万戸(道内8千戸)と大幅に減少し、大学に関心を持つ対象を広げる必要がある。
  4. 大学名称の変更により、現在の大学名称での志願者に加え、新たな層からの志願者の獲得が期待できる。


私達は、上記の理由が50年に及ぶ歴史を持った酪農学園大学の校名を変更する根拠になるとは考えません。

  • 地域名を付けなくても業界名だけを名称として長く続いている大学は、それだけ、その大学の特徴が世の中に認められている証拠です。業界の名称を用いていることが、名称の変更をしなければならない理由になるとは考えません。
  • 教育内容が広がっていることは事実ですが、それらの学科は酪農を基軸にして発展させてきたものであり、校名を変更する理由には当たらないと考えます。
  • 酪農学園大学は酪農家の皆さんの浄財によって創立された大学です。支えてきてくれた酪農家に対し、その戸数の減少を理由にした校名の変更は、背信行為であると思います。校名を変更すると、卒業生や後援者も大学に対し愛着や魅力を感じなくなります。
  • これまでの教職員の方々の努力や学生・卒業生の活躍によって、酪農学園大学知名度は年々高くなっています。校名を変更することは、それらの蓄積を捨ててしまうことになり志願者獲得において不利になると考えます。また、本学の特徴である建学精神への意識も希薄になってしまいます。


以上の理由から、私達は校名変更に反対します。

主張としてはどっちもどっちです。
しかし大学が生き残るために検討しているのでしょう。
卒業生の悲痛の叫びも理解できますが、それならばただ署名活動をするのではなく、寄付金をどんと出して学校に卒業生の力を示さないと難しいのではないでしょうか。