韓国企業がなぜ強い。でも強いのはあくまで企業

2010.3.4 日経新聞 社説
「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」

  1. オーナー経営者が率いる(サムスン、LG、現代自動車グループなど)
    • 迅速な投資判断(日本がまねるのは難しい)
    • 外市場開拓にかける意気込みと決断力、地道な努力
  2. 海外に出るしかない環境
    • 人口が日本の半分
    • 経済規模は5分の1
    • LG電子の海外社従業員は全体の7割、LGやサムスンの海外売上比率は8割を超える
  3. 国内での競争がない
    • 1977年アジア通貨危機の際、政府主導で事業集約を進めた結果
    • 現代自動車の国内シェア7割
    • 国内の同一業種で多くの企業がしのぎを削る日本
    • 韓国企業は国内で稼いだ利益を研究開発や設備投資、海外市場開拓に回せる
    • 日本では携帯電話主要6社が競うが、韓国ではサムスンとLGが圧倒する
  4. 日本も競合企業の集約を
    • このまま国内で消耗戦をしているようでは韓国企業に追いつけない
    • 業種別の再編集約を通じ、規模の利益を通じた集中投資や海外への資源配分を強める経営戦略も、真剣に議論すべきだ

私は東南アジア、南アジア各国を定期的に訪問しているが、韓国の若者の多さにいつも驚く。
もちろん日本人もいるが、韓国人のパワーはすごい。
一緒に飲んだりしても面白い。
特に、カンボジア、インドでの活力は目を見張るものがある。
本件について、話を聞くといいことばかりではないようである。
学歴社会が日本よりすごいとよく聞くが、企業も同様に社歴社会のようのものがあるようだ。
ある特定の層に富が集中し、貧富の差が広がっている。
国際競争力としては望ましい形だとしても、この競争社会を良しとするか否かは個々人の感じ方だろう。
ただ昨今叫ばれる、弱者万歳政策は嫌いだ。