都築学園グループ 日本経済大学 渋谷キャンパスは99%が留学生

危ない大学・消える大学 2011候補校を見てみよう<第一工業大学と都築学園グループ編> - TK独り言など何度か記事にさせていただいている日本経済大学に関して。
昨日に引き続き都築学園グループのお話。(都築学園グループ 福岡医療福祉大学 2011年募集停止、廃校へ - TK独り言)

新入生9割が中国人、渋谷に誕生した超異色大学 「全入」時代にあえて東京進出を果たした日本経済大学 JBpress(日本ビジネスプレス)

東京・日比谷公会堂。2010年4月7日、日本経済大学渋谷キャンパスの初めての入学式が行われた。(中略)
実は、日本経済大学渋谷キャンパスは、940人の新入生の約9割を中国からの留学生が占める。他にも、ベトナム、ネパール、バングラデシュなど17カ国からの留学生を受け入れ、留学生率は99%。日本人がたった12人という超異色大学の挑戦が始まろうとしている。
日本経済大学を運営するのは、福岡市に本拠を置き幼稚園から専門学校、大学までを全国で運営する都築学園グループ。もともと、日本経済大学は、1968年に福岡市で「第一経済大学」として開学(2007年、福岡経済大学に改称)。福岡県内を中心に、西日本地域の学生を集める中堅大学だった。(中略)

そんな逆風の環境下で、日本経済大学が、なぜ、あえて九州のローカルから、東京のど真ん中に進出を果たしたのか。

そこには都築学園グループのお家事情も深くかかわる。同グループは、東京を中心とする首都圏で東京マルチメディア専門学校お茶の水はりきゅう専門学校など多くの専門学校を運営している。

しかし、贅沢を言わなければどこかしらの大学に入れる「全入時代」である。従来は専門学校で“妥協”していた層にとって大学へのハードルが低くなった分、専門学校の経営環境は大学以上に厳しくなっている。都築学園グループの複数の専門学校も、2009年度で廃止や、2010年度からの募集を停止しており、事態を放置すればグループ全体の経営がジリ貧になりかねない。専門学校の整理統合で発生する遊休校舎の有効活用策として、日本経済大学の渋谷キャンパスを開校する積極策に打って出たのだ。(中略)

長い歴史を持つ全国区のブランド大学がひしめく東京で、後発参入組が日本人学生に対する知名度を上げていくには、恐ろしく長い時間がかかるだろう。しかし、ほとんどの大学が同じスタートラインにつく留学生市場においては、先手必勝で勝機を見いだせるかもしれない。


やはり都築学園はすごいですね。
留学生を集めるといったら徹底的に集めました。
様々な問題を指摘されている学園ですが、このような徹底ぶりは同族経営トップダウン型だからこそ成せる技とも言えます。
私としては以前から申し上げているようにビジネスとしては良いと思います。


最近の都築学園の戦略

  1. 中国人を中心とした留学生の確保
  2. 東京など都心
  3. 専門学校を転用

をますます推し進めるでしょう。


ただ、相も変わらずですが、文部科学省に提出した申請書よりも倍以上の学生を入学させたようですね。
文部科学省への収容定員変更に係る学則変更申請書類には、渋谷キャンパスは入学定員400人と記載されています。

入学定員 入学者数 超過率
400人 940人 235%


また問題になりそうですね。