東海大、旭川キャンパス閉鎖。熊本キャンパスも存亡の危機

東海大、旭川キャンパス閉鎖へ 札幌に統合−北海道新聞
旭川東海大(神奈川県平塚市)は7日、旭川キャンパス(旭川市神居町忠和)の芸術工学部の募集を2011年度限りで停止し、11年度入学生が卒業する14年度末で旭川キャンパスを閉鎖すると発表した。芸術工学部に代わり、札幌キャンパス(札幌市南区)の国際文化学部に12年度、デザイン文化学科(仮称)を新設する。

 東海大によると、閉鎖は、芸術工学部の新入生が05年度以降、定員(くらしデザイン、建築・環境デザイン両学科合わせ160人)の半分未満の状態が続いているため。9月の定例理事会・評議員会で正式決定する。

 旭川キャンパスは現在、芸術工学部の学生約260人が在籍。閉鎖後、教職員約40人は札幌キャンパスに移る。跡地利用は旭川市などと協議する。


2008年九州東海大学北海道東海大学短期大学部高輪校舎を吸収統合して、20学部10キャンパスを擁する巨大な大学だ。
昨日の東海大沼津キャンパス跡地に医科系大学誘致構想 - TK独り言で書いたように、静岡県の沼津キャンパスは本年度から学生募集を停止したり、海洋系の学科を見直ししたりと、改革を行っているようだ。


東海大学ってなんだかイメージ薄い大学だと感じませんか。
箱根駅伝で頑張っているのは知っています。
医学部があって、工学系が強いというのも知っています。
また北は北海道から南は阿蘇までキャンパスを有する大学は他にはないでしょう。
それなのに、存在感を全く感じない。
日本大学も同様なイメージはありますが、まだ少し良い印象があります。
大きいことは良いことのはずなのに、大きすぎる弊害のほうを感じてしまう大学。
大きいことすらイメージされていない大学。
そこを払拭するための改革であるのでしょう。(それがうまくいっているかは別にして)
これも北海道東海大学として分立していたころにはしたくてもできなかったことで、吸収合併したことによる効果ですね。


東海大学|学生数のページをみると、定員充足率が低いところは軒並み募集停止、改革をしているようです。
この方式を続けるならば熊本キャンパスは存亡の危機かもしれませんね。
2009年5月ですが総合経営学部(充足率52%)、産業工学部(同57%)で両学部とも大幅に定員割れしています。
ですが、熊本の中では場所が良さそうですから、旭川のように簡単に手放すことはせず、学部の改革で留める可能性のほうが高いでしょう。