文科省が医学部新設容認の方針

東京新聞:医学部新設容認も 30年ぶり、文科省検討:政治(TOKYO Web)
医師不足が深刻さを増す中、文部科学省は十八日、養成する医師の数を増やすため、一九八〇年以降認めていない医学部新設の容認に向け、本格的に検討する方針を決めた。現行の文科省告示は、医学部の新設を審査しないとしており、約三十年ぶりの方針転換。


政務三役が、共同通信の取材に「新設は極力抑えたいが、医療需要が逼迫(ひっぱく)している地域では解除することが必要だ」と強調した。対象地域は厚生労働省が現在進めている医療需要調査の結果を参考に検討する。
秋にも厚労省など関係省庁や専門家らによる検討の場を設立し、臨床や教育、研究それぞれの面で質が確保できるよう課題を整理。早ければ二〇一一年度にも告示や大学設置基準を見直したい考えだ。


医学部新設には数百億円規模の資金や医療従事者の確保が必要で、新規参入のハードルは高いが、複数の私立大で申請を目指す動きが出ている。
ただ、法科大学院のような乱立を避けるため、文科省は新設校候補として
(1)既に看護や薬学などの学部がある
(2)医療系の基礎科目の教員がいる
(3)実習先として地域の病院が活用可能
−などの条件を想定。検討の場で是非を論議する。


文科省によると、医学部新設の認可は七九年の琉球大が最後。医師が供給過剰になるとの予測などを踏まえ、八二年と九七年には医学部の定員削減を閣議決定した。
しかしその後、医師不足が深刻化し、二〇〇八年度から医学部の定員増に転換。本年度入学分は過去最多の八千八百四十六人を認めたが、教育の質確保の点からこれ以上の増員を懸念する大学関係者の声も出ていた。
民主党は今回の参院選マニフェスト政権公約)で「地域の医師不足解消に向けて、医師を一・五倍に増やす」と目標を明記。医学部の学生増員などを掲げた。

医学部新設の容認も 文科省、医師不足に対応 道内は2大学検討中−北海道新聞
医師不足が深刻さを増す中、文部科学省は18日、養成する医師の数を増やすため、1980年以降認めていない医学部新設の容認に向け、本格的に検討する方針を決めた。現行の文科省告示は、医学部の新設を審査しないとしており、約30年ぶりの方針転換。

 道内では看護福祉学部などを持つ道医療大(石狩管内当別町)が、道内私大初の医学部設置を目指し、検討を進めている。函館市も、公立はこだて未来大に医学部を設置しようと、本年度予算に関連費用を盛り込み、近く有識者の懇話会も立ち上げる方針だ。


趣旨としては、地方で医師不足解消ですから、早稲田とかは難しそうですね。


以前から名前が挙がっている(医学部新設を目指す(国際医療福祉大、北海道医療大、聖隷大) - TK独り言)
・国際医療福祉大(本校・栃木県大田原市
・北海道医療大(北海道当別町
・聖隷(せいれい)クリストファー大(浜松市)の
3大学(いずれも看護や福祉系学部を持ち、大学病院や関連病院もある。)に加え、


公立はこだて未来大学
静岡県東部の新設構想(沼津、三島あたり東海大沼津キャンパス跡地に医科系大学誘致構想 - TK独り言
・薬学部だとやっぱり都築学園グループ?(都築学園グループ 福岡医療福祉大学 2011年募集停止、廃校へ - TK独り言
などあるかもしれませんね。