成美大学 募集停止を検討したが、とりあえず継続方針

わかさ生活社長 成美学園理事長解任と募集停止の空想 - TK独り言で指摘した、

以下は私の空想です。
5月、6月は大学をはじめ学校の来年度(2011年度)学生募集方法などを対外的に発表する時期です。
私が思うに、わかさ生活社長は大学の募集停止を考えていたのではないかと想像しています。
この学園は大学がお荷物になっているようでした。
それが、学内はもちろん首長からも反対され、募集停止の主張が通らず、解任された。


実は結構当たっていたみたいです。
成美大学の新理事長決定に関する記事をご紹介します。

成美大、学生募集継続を強調 角谷理事長退任を発表 : 京都新聞
 定員割れが続く成美大の存廃問題など経営方針をめぐって理事会内が対立していた学校法人・成美学園福知山市)は24日、健康食品会社「わかさ生活」(京都市下京区)社長の角谷建燿知理事長が23日の理事会で辞任したことを記者会見で正式発表した。角谷氏は理事として残るという。


 対立の要因となった大学の経営赤字について、西垣寛人・新理事長は常勤理事内でコストの試算をするなど学生募集停止を検討したことを認めた上で、「学園として続けるべきと判断した」として募集を継続すると強調した。理事長が3年間で4人交代する事態には、赤字体質のためスポンサー的存在を外部から招いていた経営を改める意向を示唆した。


 発表済みの「フィンランド式教育」導入を柱に関係学部や小中一貫教育校を開設する計画では、新設の常務理事(教学担当)に就任した元京都市教委小中一貫教育推進室参与の村上美智子理事(62)が「中学校は検討中」としたが、具体的な開設時期や内容は明らかにしなかった。


 府北部唯一の4年制大である成美大(旧京都創成大)は、福知山市から27億円の支援を受け2000年春に開学。当初から定員割れで現在、収容定員420人に対し学生数は193人で、昨年度は約1億6千万円の赤字を計上している。


■後任理事長に西垣氏を選任

 学校法人・成美学園福知山市)は24日、角谷建燿知理事長(48)の後任に成美大・同短期大学部学長の西垣寛人氏(48)を選任した、と発表した。

 任期は2012年3月31日まで。

 西垣氏は龍谷大文学研究科修了。成美学苑高校部門事務局長、同理事長などを経て09年1月から現職(当時は京都創成大と京都短期大)。


つまりこれまで学園を支えてきた守旧派が再度改革に取り組む方向みたいですね。
打開策はやはりフィンランド教育なのでしょうか。
情報開示もままならない大学のため、全く先が見えません。


本ブログが成美大学に言及したのは4回に上ります。

  1. 卒業生がたった47人の京都創成大学 - TK独り言
  2. 成美大学入学者もたった66人!と理事長のわかさ生活社長 - TK独り言
    • 定員100名に対し入学生がたった66人であった。
    • 法人は改革の方向性は、「フィンランド教育」「小学校、中学校を設立し一貫教育」
    • 理事長のわかさ生活社長が内部からの反撃を受けているブログを紹介
  3. 成美大学と理事長のわかさ生活社長(2)自治体首長も抵抗勢力編 - TK独り言
    • 理事長のブログから自治体首長との争い。公設民営の難しさ
    • 本音は大学募集停止の意図があるような
  4. わかさ生活社長 成美学園理事長解任と募集停止の空想 - TK独り言


わずか3か月程度の間でも、壮大なストーリーがありますね。
募集停止はひとまず回避するようですが、今後も目を離せません。