危ない大学・消える大学 2011候補校を見てみよう<鈴鹿国際編>

危ない大学・消える大学 2011 ランキングの日記にて
【N】危ない大学・消える大学の候補校に挙げられた鈴鹿国際大学の状況を確認してみよう。
鈴鹿国際大学
三重県鈴鹿市。1994年に設置された。
駅から徒歩10分だが電車は1時間に1本程度。
他の駅からスクールバスもある。
国際人間科学部のみの単科大学

在籍者数 収容定員 収容率
国際学科 421名 650名 65%
観光学科 187名 290名 64%
英米文学科 34名 80名 43%
642名 1,200名 54%

※2008年5月1日現在

このうち300名程度は留学生であるようだ。
つまり半数は外国人である。
リーマンショック以降留学生募集には苦労している可能性が大きく、
2009年度、2010年度ではもっと学生が減っていると推測される。

平成20年度財務諸表を見ると、財政上もかなり厳しいことが分かる。
収入10.5億(内学生納付金7.5億)、支出13.2億ですから。
これ特損ではなく定常でこの数字です。
純粋に定員割れが理由で赤字になっているのでしょう。
約3億を侮るなかれ。この学校の規模では死活問題になります。

そのわりに、この大学からも全く何を目指しているのか伝わってきませんでした。
なにもアピールせずに人が集まるような環境ではないと思うのですけど。

なんだかな―やる気あるのかなー大学にとりあえず認定しておきます。

ここは昨今成功例?なのか宣伝が上手なのかわかりませんが、
立命館アジア太平洋大学を目指してはいかがでしょうか?

少し趣向は変えて、中国、ブラジルなどBRICsを前面に打ち出して、留学生も多数受け入れる。
新興国ビジネス、BOPなどを教える学校なんていうのはいかがですか?
なかなか特徴的で面白いとは思うですが。