埼玉県が進学指導重点校 11校を選定

進学重点校に11高、東大と新教材開発…埼玉 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
埼玉の高校生の学力は全国比較で見劣りすると言われ、授業改善が課題になっている。そこで、県教育局は今年度、新たな学力向上対策に乗り出した。

 難関大学への進学希望者が多い県立高を対象に「進学指導重点推進校」の制度を設け、11校を指定。さらに、県立高生全体の学力底上げに向け、東京大学と連携し、新教材の開発などに取り組む。


 重点校は、申請を基に選ばれた浦和、浦和一女、大宮、浦和西、春日部、不動岡、越谷北、川越、川越女子、熊谷、熊谷女子。


指定期間は3年で、授業改善や補習授業に取り組むほか、重点校同士で授業見学や、進学補習・合宿の合同開催なども行う。県は、教員の授業見学や学校への講師派遣などの経費を支援し、11校に成果を公開させる。

 
 大手予備校の調べによると、埼玉は難関大合格に必要なセンター試験での高得点者の割合が、47都道府県で最下位に近い状況にあるとされる。教育局は、県内高校生の学力低下には、画一的で単調な授業といった「教える側」の問題も大きいと見ている。

埼玉県の高校生の学力が全国最下位に近い状況というのは驚きですね。
東京のベッドタウンとして若年層が多く教育熱心というイメージがありましたが。

しかし、この進学重点校の動きは盛んですね。

以前以下のようなコメントを記載しました。

進学指導重点校 - TK独り言
日比谷、西、戸山、八王子東、青山、立川、国立

の7校を進学指導重点校


小山台、駒場、新宿、町田、国分寺

の5校を進学指導特別推進校

(略)

それにしても、やはり有名難関大学進学→偏差値UPしか、物差しはないのか。

大学のユニバーサルアクセスの時代、大学への進学者が50%を超える時代でも以前にもまして世間は、偏差値の物差しが強くなっている気がする。


学力は一基準になろうが、それが人生の成功者でもなんでもない。

首都圏だけを調べましたが、以下のような感じです。

神奈川県
学力向上進学重点校
横浜翠嵐高校,光陵高校,柏陽高校,横浜国際高校,多摩高校,横須賀高校,鎌倉高校,湘南高校平塚江南高校,小田原高校
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kokokyoiku/kenritu/tokusyoku/sitei.html

千葉県
進学指導重点校
千葉東高校,船橋高校,佐原高校,長生高校,木更津高校,東葛飾高校安房高校,佐倉高校,成東高校
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/houdou/090924_1.pdf

実際以前から有名大学合格実績などで高校の序列化はありました。
しかし公的な機関が指定することに違和感があります。
これも時代のニーズなのでしょうか。