勘定系更新情報

日経IT Pro GW利用し地銀5行が勘定系システムを刷新
ゴールデンウイークを利用し、地銀5行が勘定系システムを刷新した。紀陽銀行は5月4日に、秋田銀行佐賀銀行三重銀行は5月5日に、山口銀行は5月6日に新システムに切り替えた。現在のところ、5行とも「新システムは問題なく稼働している」とする。

 紀陽銀と佐賀銀は、Windowsで動作する日本ユニシス製の勘定系システム「BankVision」を利用する。2行の稼働により、BankVisionを利用する地銀は全部で5行となった。佐賀銀は十八銀行筑邦銀行と共同でシステムを利用する。佐賀銀は当初、09年5月に新システムの利用を始める予定だったが、運用委託先の日本ユニシスとの間で運用契約を締結できず、移行を延期していた。

 秋田銀はNTTデータが提供する共同システム「地銀共同センター」を利用する。秋田銀の稼働により、地銀共同センターを利用するのは10行になった。

 三重銀はNEC製のオープン勘定系パッケージ「BankingWeb21(BW21)」を利用。BW21の利用行は、三重銀が2行目だ。

 山口銀は、三菱東京UFJ銀行日本IBMなどが開発した共同利用型の基幹系システム「Chance」を利用する。Chanceは三菱東京UFJ銀のシステムをベースに、各地銀に共通な機能などを実装している。Chanceの利用行は5行になった。

しかし、5行すべて特に問題なく稼働しているという状況はすごいとしか言いようがないです。
久しぶりにBW21利用行が増えましたね。